収納術において、いかにデッドスペースを有効活用するかも重要となります。タンスや棚があってもそこに収納しきれない時は、新たにタンスや棚を買い足す前に、デッドスペースを確認してみてください。部屋に置いてあるタンスや棚は、あまり周りにごちゃごちゃと物を置くと、散らかって見えてしまいますが、クローゼットの中は意外とデッドスペースが多く、扉を閉めればそこから見えないので、デッドスペースを活用すれば、今よりも収納量がグンと増えます。
クローゼット以外にも、家の中を探すと意外とデッドスペースは多いので、そこをうまく活用した収納術を意識してみましょう。スペースが足りなくて物がしまえないという時も、デッドスペースがあればスッキリと収納できます。デッドスペースがあっても、リビングや玄関から見えるところにものを置きすぎると、収納したつもりでも、かえって散らかって見えてしまいます。デッドスペースを活用する時も、見せる収納と隠す収納をうまく使い分けます。これも収納術のポイントです。
デッドスペースは目線よりも上と下に意外と多く存在しています。目線から上なら見えないから大丈夫と考えがちですが、下に置いてあった物をただ上に移動させるだけでは、かえってごちゃごちゃとして、さらに目線より上に物がたくさんあると圧迫感が出てしまい、部屋が狭く見えてしまいます。あまり見せたくない物は、カゴやケースに入れ、隠す収納を意識してみましょう。
目線よりも下のデッドスペースは、立っていると見えませんが床に座ると意外と目立ちます。この場合もつい物を押し込んでしまいがちですが、この場合もケースやカゴを使い、種類ごとにまとめて収納するのが賢い収納術です。細かいものはフックや仕切りが多い小物入れに収納し、あえて見せる収納もいいかもしれません。使用頻度が高い物は、見える収納術を取り入れる事で、使いやすくしまいやすいのがメリットとなります。
目線よりも上のデッドスペースには、突っ張り棒を活用できます。物を引っ掛けて使う事もできますし、棚に物を置いた時、手前に突っ張り棒を取り付け目隠しの布をかければ、中が見えないので多少物が多くても散らかって見えません。デッドスペースを有効活用する収納術を取り入れれば、タンスや棚を買い足す事もありませんから、今より部屋が手狭になるのも防げます。デッドスペースの収納に、100均グッズを活用すれば費用をかけず手軽に収納ができます。